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重要刀剣

太刀

国信(延寿)

商品番号 : A-001-0042

鎌倉後期 肥後 第41回重要刀剣 白鞘

13,000,000円

刃長:71.5 cm 反り:2.1 cm 重ね:0.68 cm

体配
本造、庵棟、中心は少し磨上で孔は三つ、鑢目は切り。表裏に太めの棒樋を丸留め。
地肌
板目肌、総体に流れ、処々大肌現われ、地沸細かにつき、やや肌立ち、地斑交じり、白気風の移り立つ。
刃文
直刃調に浅く湾れて、互の目・尖り互の目交じり、足入り、小沸つき、総体にうるみごころがある。
鋩子
直に焼きづめる。
備考
第41回重要刀剣。延寿一門は来国行の孫、国村を祖として鎌倉末葉から南北朝期にかけて菊池家の抱え鍛冶として肥後菊池郡隈府の地に繁栄しました。作風については室町時代の古剣書に延寿は来国光に見紛うものがあるとされており、概ね来一門に類似しますが、白気風の映りや鍛えにやや柾が交じる点等が相違します。国信は国村の高弟で鎌倉末期の刀工です。また、現存する作品は同僚の国時、国資、国泰、国吉らに比べて甚だ少なく、一派の中で最も姿が強いなどの特徴があります。この刀は山城伝の踏ん張りがあって、先幅が細くなる上品な太刀姿となっています。匂い口は締まり心で、刃は直刃調に浅く湾れて小足、葉がよく入り、刃中の働きが穏やかによく働いています。嘉暦頃の鎌倉時代の堂々たる古名刀です。名物号「武蔵丸」

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