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重要刀剣

短刀

弘幸(平安城)

商品番号 : A-003-046

江戸前期 山城 第15回重要刀剣 白鞘

5,500,000円

刃長:28.7 cm 反り:なし 重ね:0.71 cm

体配
冠落造(鵜首造) 三つ棟 中心は生で孔は二つ(一つ埋め)、鑢目は切り。薙刀樋掻き通し、添樋を掻き流す。
地肌
板目肌よくつみ、僅かに肌立つ。
刃文
直刃に小沸つく、フクラ辺に二重刃かかる。
鋩子
小丸でやや長く返る。
備考
第15回重要刀剣。古作の写物が多いとされる弘幸の、新藤吾国光あるいは来国光あたりを狙った本刀。一見すると、古作に見紛う出来。作刀期の新刀最初期・慶長という時代を考えれば、末古刀に分類しても良いくらいです。地肌は小板目(鑑定書では板目)というより杢目肌状で精美。そして九寸半というコンパクトな刃長の中に冠落と樋の組合わせが見事に融合し、作刀美が目を移すことなく飛び込んできます。目指す所作や姿を遺憾なく具現化した極めて完成度の高い一振といえます。ここまでくれば、写といえども弘幸のオリジナリティが前面に出ていて、古人を倣って古人を超えると言ったら褒め過ぎでしょうか。それほど、弘幸のエッセンスが凝縮した作です。
堀川国広の門人である弘幸は、一門中で京都堀川時代に入門した弟子の一人とみられ、丹後守を受領しました。作品は概して平造、片切刃造などの短いものが多いようです。本刀は当サイトの中原信夫氏「刀剣ルネサンス」でも紹介・解説されていますので、ぜひご参照ください。

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