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太刀・刀

太刀

周防国杉田善昭作 平成八年八月日

商品番号 :B-002-041

現代 白鞘

2,500,000円

刃長:72.5 cm 反り:2.5 cm 重ね:0.75 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は一つ、鑢目は勝手下がり。
地肌
小板目肌良くつみ杢目交じり、乱移が鮮明にあらわれる。
刃文
細かく繊細で華やかな重花丁字にして、刃文全体に足、葉が盛んに働く。鎬地に飛び焼きかかり匂口締まり明るく冴える。
鋩子
丁字が乱れ込んで焼詰め風に浅く返る。
備考
ずぶ焼き(裸焼きとも言う)でその名を馳せた杉田善昭刀匠の豪壮な太刀です。備前一文字を彷彿とさせる華やかな重花丁字の一振り。ムラもなく冴える匂口は比類無き作刀技術を遺憾なく発揮しています。鎬筋を超える焼幅で緻密な丁子が乱舞する様は、ずぶ焼でしか表現出来ない刃文なのでしょう。決して意図したパターンを見出だせず、それでいて刃文総体にデザインの体を為す・・・推測ですが、ここに所作をコントロールする術が隠されているのだと思います。丁子の頭が所々丸味を帯びて棟方にのびる様、それが離れて飛焼となる所作が印象的で、そこへ鮮明な乱移が加わり、杉田刀匠独特の重花丁子となっています。一振一振に明確な目的なり意図する感性が伝わってくる杉田刀匠の作にあって、この太刀にはどんな題がふさわしいのか、ふと、想像してしまいます。
杉田善昭刀匠は隠岐の川島忠善の門で、ずぶ焼きという備前刀に伝わってきたといわれる作刀技術を極限まで追求した信念の名工です。今は亡き善昭刀匠が追い求めた一途な軌跡に祝福あれ。

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