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太刀・刀

和泉守藤原国貞 寛永十三年八月日 河野平兵衛尉望之

商品番号 :B-015-I-067

江戸初期 摂津 特別保存刀剣 白鞘・拵付

1,800,000円

刃長:61.0 cm 反り:0.80 cm 重ね:0.78 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は二つ、鑢目は筋違い。
地肌
子板目に杢目交じりよく詰み精美。
刃文
焼幅広く、匂本位の湾れに互目が交じる。匂口深く働き、軟らかく太い足・葉が盛んにかかる。    
鋩子
掃きかけて浅く返る。
備考
大阪新刀の祖の一人、親国貞こと初代和泉守国貞の刀です。本作はその親国貞の特徴をそのまま備えた造りが見所でしょうか。新刀姿で身幅が少し狭く先細り気味に優しさがあります。地金も冴えて美しく、そこへ焼幅を広くとった互目がゆっくりと湾れて、良くまとまった姿をしており、上手です。そして何といっても2尺強という刃長でも判るように、この作品は特注の誂えものです。それを裏付けるかの如く、発注者の為銘が刻されており、親国貞の作品の中でも上位に値する一振りといえるでしょう。寛永13年というと親国貞の円熟期、子の井上真改がまだ代作をする前ですから、心技ともに脂が乗った時期の作ともいえます。状態も健全で、重要クラスと言っても過言ではありません。
拵は幕末時のなかなか粋な肥後拵が付いています。小道具は鉄地に金銀象嵌の細身の笄、鉄地に素銅を貼り合わせた金銀象嵌の小柄です。

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