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太刀・刀

若狭守藤原冬廣作 高康

商品番号 :B-023-S-073

室町後期 若狭 特別保存刀剣 白鞘

1,600,000円

刃長:67.6 cm 反り:1.8 cm 重ね:0.86 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は一つ、鑢目は切り。棒樋を区の僅か下で掻流し。
地肌
小板目良く詰み柾目ごころに流れ地景現れ移り出る。
刃文
焼幅狭く、匂本意の細直刃が締まりごころに所々沸付き、短い足・葉・金筋が入る。
鋩子
横手から先乱れて掃きかけ風に浅く返る。
備考
姿・体配が当店の若狭國冬廣(B-022-S-068)にとても似ています。地金と造りの古風な印象、刃文も本刀は細直刃、片方は僅かに湾れた中直刃の違いはあれ、匂口の所作は同人作に思えます。銘もしかり。仮に同人だとすれば、本刀も天正頃の作。若狭守を刻っていることからも、どちらもこの時期に活躍した3代目の作でしょう。別作には年紀が入っていますが、こちらには注文者と思われる銘が刻まれています。いずれにせよ、叢の無い技倆が見える作に変わりありません。どちらが良いかは好みの問題。地肌を較べるか、刃文を較べるか・・・2振まとめ愛蔵するのは贅沢すぎでしょうか・・・。

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