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太刀・刀

越前住播磨大掾藤原重高

商品番号 :B-041-117

江戸前期 越前 保存刀剣 白鞘

560,000円

刃長:66.8 cm 反り:0.91 cm 重ね:0.68 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は一つ、鑢目はやや浅めの筋違。
地肌
小板目肌詰んで所々流れ心となり、鎬地は流れた柾目となる。
刃文
焼幅広く元先まで頭が少し丸味を帯びた三本杉風の五の目を焼き足が所作する。匂口は締心に刃縁が冴え、乱移が鎺元より鮮明に表れる。
鋩子
表裏揃って小丸になり尋常に返る。
備考
身幅細目で反が浅く元先に差がある中切先の姿からみれば寛文・延宝頃の二代・重高とみるのが妥当だとは思います。案の定、銘振は二代のそれ。しかし、末関そのままの刃文と乱移が鮮明に現われた流れ心の地肌がみせる古風な印象からは、初代と極めたくなる本刀です。とはいえ、江戸後期にいたる十一代まで続いた越前を代表する刀工であり、初代から数代まではかなり高評価を得ているわけで、何代だとかをあまり気にする必要はないのかも。必然、代々その技なり作風は受け継がれる訳で、関の流れをくむ重高が伝統的な三本杉を焼くのも当り前の話です。これは写ではなく伝承であり、刃文の形だけを取り上げて論評するのはナンセンスでしょう。その三本杉ですが、見事に揃っています。本阿弥光遜の「刀の掟と特徴」に書かれているような厳つく尖って沸づいた個所もなく、刃中は匂本位に深く焼き上げ乱移が花を添えて上出来です。単調で嫌われやすいと言われる刃文とはいえ、破綻のない高技量がなし得る匂口をイメージ抜きで評価したい一振であり、実際に目で見てその出来を感じてほしいものです。

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