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あつらえの逸刀

越中守藤原包国

商品番号 :B-043-I-104

江戸中期 摂津 特別保存刀剣 白鞘・拵付

1,320,000円

刃長:63.8 cm 反り:1.2 cm 重ね:0.73 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は二つ、鑢目は浅い勝手下がり。
地肌
小板目肌が細かく良くつみ無地風となる。棟寄りは柾目肌。
刃文
小沸出来の少し逆がかった五の目丁子。匂口に沿って所々大小の小沸がつき、葉、砂流風の個所がある。
鋩子
掃きかけて小丸。返は深い。
備考
寛文・延宝頃の反りが浅く元先に差がある中切先、少し細身のやさしい姿を踏襲しています。包国は貞享頃の刀工ですから、当時の刀姿そのままと言って良いのですが、刃文はかなり激しい所作が見てとれます。少し細い身幅に五の目丁子を焼いているのですが、その匂口が深目で五の目の間隔が若干狭いせいなのかまるで帯状に見え、重厚な刃文に見えています。それでも、丸味を帯びた足が厳つい感じを和らげて、刃中のバランスを取っており、総体にスマートながら華やかさも持ち合わせた一振となっているのでしょう。匂口に沿って所々沸づいた個所が表裏のいたる所に見てとれ、砂流風となる個所、葉になる個所、それが連続して馬の歯乱風になっている所作が見所の一つ。この所作は、包国が簾刃を家伝とする丹波守吉道の門人ですから、その影響を受けて鍛えた現れたとも考えられます(突拍子もない憶測なので無視してください)。こういった所作が好みの方には見所満載の一振。加えて精美な地肌も見過ごせません。杢目よく詰んで無地風となり、それが鎬地以外の刃中全体均一に鍛え上げている点は評価すべき点です。
おっと忘れるところでした。包国は筒井紀充の父です。濤瀾刃を焼いたけど、多くが助広に化けてしまったとされる紀充です。国包は本刀のような五の目丁子が得意なようで、濤瀾刃は例外として簾刃の作が現存するなら、ちょっと見てみたい気がします。吉道の門人ならば、簾刃は目の前で見ていると思うのですが・・・。ちなみに、本刀には現代作ながら何とも愛らしい千鳥を配した拵がついています。あしからず。

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