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太刀・刀

俊秀作 昭和十四巳卯六月吉日

商品番号 :B-049-114

現代 白鞘

700,000円

刃長:63.6 cm 反り:1.70 cm 重ね:080 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔一つ。鑢目は化粧に筋違。
地肌
小板目流れ心に杢目交じりで精美な肌となる。鎬地は柾心。
刃文
匂出来、匂口ふっくらとした小乱が所々弯れる。小足が盛んに入り、刃縁は冴える。
鋩子
小模様に乱込んで小丸が浅く返る。
備考
匂出来の小乱からすると古備前の誰かを狙った写に思えます。匂口がふっくらとして小足が頻りに入る所作が印象的で好感が持てます。直調ではなく少し弯れ乱になる刃文が効いていて、思ったより動きを感じるあたりが見所でしょう。私見として、柔らかな小足がランダムに入るところが上手に思えます。姿は寛文延宝頃に近く、少し細身のやさしい印象で、新刀姿に古備前の刃文を焼いたような感じでしょうか。やっぱり、何かを狙った作です。
本刀が作られたのは昭和14年ですから、風雲急を告げる大戦直前。その時期にあって、これだけ精美な肌に意図した刃文と姿・・・丁寧さと巧さが形となった為打の良さが存分に出ている一振です(この地肌と刃文の組合わせは注文主の要望でしょうね)。本刀がもし鑑定刀に出されたら、おそらく新刀の刀工を頭の中で探し回るかもしれません。
本刀の作者は堀井俊秀。大正・昭和前期を代表する刀匠です。謝恩刀、三笠刀の作者として知られており、当時の総理大臣賞をはじめ数々の賞を受賞した作刀歴は賞讃すべきものです。その堀井刀匠が鍛えた太刀銘の為打、当時讃えられた評価の高さを改めて知り得る一振です。

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