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太刀・刀

堀井信秀作 昭和五十七壬戌歳正月日

商品番号 : B-073-163/69

現代 白鞘

800,000円

刃長:74.0 cm 反り:1.8 cm 重ね:0.80 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は一つ、鑢目は化粧に筋違。表裏に棒樋を鎺元下で掻流。
地肌
板目肌に杢目交じり、よく詰んで精美な肌となり地景が現れ、移が出る。
刃文
焼幅の広い匂出来の腰の開いた五の目丁子乱。匂口は締り心にふっくらと沸がつき、刃縁は冴える。
鋩子
小五の目に入って小丸にやや浅く返る。
備考
身幅が広く重ねも厚い豪壮な刀ですが武骨には見えません。冴えた地金は鉄を研究し追及した信秀刀匠の成せる技ともいえます。その地肌ですが、まあ〜杢目の見事なこと。物打あたりまで詰んだ板目に杢目が交じって綺麗な地景となり見応えがあります。物打より上は小板目が交じって総体に精美な肌が刀身全体を覆っています。肌美人ですね・・・それも雅味のある素肌です。棒移も出ており、指表の方が少し濃く出ています。では目鼻立ちに相当する刃文はというと、匂口は明るく冴え、穏やかな五の目に足長丁子がスーッと刃先へ抜けます。顔立ちのハッキリとした美女と言ったところでしょうか。美しい地肌に沸崩やムラ沸もなく極めて完成度の高い匂口・・・信秀刀匠、お見逸れしました。しかしこの一振、写ものでしょうか。もう少し広めの五の目で大切先なら清麿に似てなくもありませんが、沸出来の刃文ではありません。やはり備前一文字? いやいや、根拠のない愚かな想像をしてはいけませんね。これはこれで信秀刀匠の五の目丁子ということで評価するべきですね。
信秀刀匠は、三笠刀で知られた高名な堀井秀俊の長男です。父譲りの探究心が本刀のように見事な作刀に繋がったのだと思います。ちょっと不思議なのは、これだけの作を残しながら無鑑査にならなかったのは、どうしてなのでしょう。他にも優作を多数残しているはずですが・・・(当店のぶっきらぼうで心無い疑問であれば、どうかお許しください。)

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