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太刀・刀

筑州山王住宗勉作 平成十三年五月一日

商品番号 : B-078-162

現代 福岡 無鑑査刀匠 白鞘

1,600,000円

刃長:75.3 cm 反:2.1 cm 元幅:3.47 cm 先幅:2.85 cm 重ね:0.65 cm 目釘孔:1つ

体配
本造、庵棟、生中心、鑢目は筋違。
地肌
小板目肌に板目交じり、中ほどより上に杢目が交じる。刃先、鎬地は柾目に流れ、肌目に沿って地景が現れる。
刃文
沸本位の五の目丁子乱に小五の目丁子乱が交じる。焼き幅広く匂口ふっくらと刃中沸付いて、肌目に沿って金筋・砂流風の所作が流れ、刃縁が明るく冴える。
鋩子
刃文の小丁子乱がに小模様に乱れ込み、先が掃掛け風に尖って浅く返る。

重ねは6.5ミリと薄く、鎬も低く抑えた反面、身幅が3.5ミリ弱と広くして元先の差を少なくした姿。切先が伸び心なのも手伝って、大振りに見えながらも重さがそれほど感じられない造です。焼幅は刃部の約半分を占めていますが、鎬が低い分、身幅に対してちょうどいい印象があります。実際、手にすると広い身幅が切先まで続く刀姿は、前に立ちはだかる感じでかなりの迫力です。この姿は、おそらくではなく、見たまま鎌倉末期か南北朝期の太刀を狙ったもの(推測ですが)。切先が大切先ではなく延び心ということを考慮すれば、鎌倉末期の姿でしょうか。力強い姿ですが品格が優って見えます。当時も打卸の姿はこんな感じだったのでしょうね。この姿が研がれて刃が狭くなると、現在残されている鎌倉後期の皆さんがよくご存知の古刀姿に・・・それにしても本刀はバランスのとれた美しい姿をしています。

刃文は大小の五の目丁子乱が交ざり合って、若干中ほどの乱が大きい流れ。匂口を光にをかざしてみると、意外どころかかなりの沸の深さに驚きます。ふっくらとした匂口に丁子の足が盛んに働き、小刻みに連続した賑やかな所作を見せています。そこに金筋・砂流風のタテの所作が・・・この肌目に沿った所作は宗刀匠が得意とする所作なのか他の作にも頻繁に見られるようです。総体に刃文は一文字に倣ったものでしょうか(恥ずかしながら古備前といったら枠が大き過ぎますね)・・・そういえば、本作は刀名、種別も刀です。姿はさておき少し長めの足が働いたこの刃文に金筋・砂流風の所作、そして沸出来の匂口・・・清麿に倣ったのでしょうか。ありえますね(本人に確認もせず、勝手に書いてお叱りを受けそうです、宗刀匠、ご無礼をご容赦ください)。どのみち、一文字でも清麿でもどっちにせよ良いことです。本刀は宗刀匠のエッセンスが詰め込まれた作であり、宗刀匠が作ったということに価値があるのですから。

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