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脇指

脇指

鈴木大和守助政 正徳貳年八月日

商品番号 :C-003-027

江戸中期 摂津 特別保存刀剣 白鞘

650,000円

刃長:49.4 cm  反り:0.9 cm  重ね:0.69 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は一つ、鑢目は化粧に筋違い。
地肌
小板目肌まことによく詰み無地風となり、刃寄りは柾心、鎬寄りは柾目となる。
刃文
京焼出風にはじまって長短入り混じった不揃いの五の目乱となり、表裏の刃文をそろえる。小沸出来で刃縁が冴える。深い匂口は締まりごころに小沸つき、所々砂流風に所作する。
鋩子
湾れぎみに先は掃きかけて小丸となり、返りは深く横手下まで伸びる
備考
助広系助直門下にて元禄の頃に活躍する助政は、助広や助直の名声に比べてその名があまり聞こえてきませんが、本刀をみれば、その評価も考え直させる一振です。小沸出来ながら破綻のない深い匂口。特に刃縁の冴えは素晴らしく、匂口が浮上がって見える所作が見所です。助広ばりに小沸が刃先に向って働く様は、一門の特徴を衰退することなく継承していることを示すものであり、五の目乱の刃文は助直の濤瀾刃にかなり近い風合いを焼き上げています。飛焼のないスッキリとしたミニ濤瀾刃風とでも表現するのが良いでしょうか。師と少し異なるのは大坂焼出ではなく、どちらかといえば京焼出風になっている点で、これは独立後に親交のあった誰かに影響を受けた影響かもしれません。当店ではまだ助政の長物を経眼したことがなく、刀の現存作も少ないことも踏まえれば、本刀は助政の作刀中、最上出来の一振と言える出来で、よく助広や助直に化けなかったものです。もし鑑定刀に使用すれば、助広、助直に入札する愛好家が続出するのが目に見えるようです。切先も鎺元もよく残り健全度も良好で、中心の状態もまるで新々刀のようで保存状態は申し分ありません。まさに隠れた優品。助政恐るべし。

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