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大野義光

脇指

義光彫同作 平成三年秋吉祥日

商品番号 :C-010-O-038

現代 大野義光重花丁字の世界(林原美術館)所載品・No.14 白鞘

2,700,000円

刃長:35.6 cm 反り:0.40 cm 重ね:0.69 cm

体配
平造、三つ棟で切先は庵棟。中心は生で孔一つ。鑢目は勝手下がり。表に梵字、素剣を掻き流し、裏に梵字、腰樋を掻き流し。
地肌
小板目に杢目良くつんで緻密。
刃文
腰の開いた五の目が箱風に湾れて小五の目交じり。所々足入り匂本意で移りでる、匂口よく締まり刃縁冴える。
鋩子
尖りごころに浅く返り、表裏揃う。
備考
大野義光重花丁字の世界(林原美術館)所載品・No.14。本刀は僅かに先反りで身幅広く重ねがやや薄い造りになっている小脇差です。延文頃の二代兼光を写したものです。広めの身幅に彫られた梵字と素剣、棒樋の取り合わせ・配置が絶妙です。センスが良いと言えば少し曖昧ですが、やはり持って生まれた感性は大きいものです。特にこれぐらいの長さの脇指や短刀は、その体配の姿にイメージを左右されがち。正直、本刀は姿よく魅力的です。刃文は少し大人しめですが、それぞれの五の目の頭から出る短目な数個の足がポイントになっています。まるで彫られた梵字に合わせて、匂口で梵字を表現したかのような感じさえ受けます。こうなると、本作に合わせて拵も仕立てたくなりますね。拵は各々に趣向がありますから、どんな拵が合うかは言えませんが、大野刀匠自身だったら、どんな拵を誂えるのでしょうか・・・興味があるところです。もし皆さんが本刀を手にして拵を作られるときは、そっと相談してみてください。可能かどうかは別にしてきっと参考になると思います。
大野刀匠コメント/湾れ刃は大きい刀でも短い刀でも同じ難しさがあります。おとなしい刃文の平造り小脇差には彫刻がバランス上どうしても必要で、簡単な素剣や梵字がよく調和して引き立ちます。(大野義光重花丁字の世界より抜粋)

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