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脇指

脇指

越前国下坂貞次

商品番号 :C-013-096

江戸前期 越前 保存刀剣 白鞘・拵付

700,000円

刃長:45.1 cm 反り:1.0 cm 重ね:0.78 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は一つ、鑢目は切り。横手筋下より棟区1寸下まで二筋樋を表裏に掻流し。
地肌
板目肌が良くつみ地景が出る。物打より上あたりからと刃寄り、棟寄りは柾心に流れる。
刃文
匂沸出来の腰の開いた五の目、所々大きく弯れて箱乱風になる。匂口はふんわりと柔らかく、足が長く入り丁子風となる。
鋩子
少し掃きかけて小丸に少し深く返る。
備考
焼幅が広く身幅も広め、重ねも厚い本刀が意外にスマートに見えるのは、適度な反と表裏に刻った二筋樋のよるものかもしれません。なかなかシャープな印象です。地肌は板目の鍛えがそのまま現われ地景となって見応えがあります。肌立った感じを与えないのは薬幅が広くよく詰んだ鍛えのうまさにあるようです。刃文は丁子風の長めの足がぐぐっと飛び込んできます。蛙子丁子風というか二代国助の拳丁子風とうか・・・もしかして誰かを倣った写かもしれません。しかし写物にありがちな表裏揃った刃文でもありません。ここは貞次のセンスを褒めましょう。越前作というと作位が低く見られがちですが、本作のような作を目の前にすればその意識も変わる一振です。ちなみに、本刀には中々出来の良い尾張拵がついています。
越前康継の門人であったとされる貞次ですが、本作は初代か二代かはわかりません。ただ、足が長い所作を考慮すれば二代と思われます。どのみち出来の良さから見れば、初代、二代と拘る理由はありません。

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