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短刀・槍・その他

短刀

一貫斎繁継 花押 大正三年四月 ※鞘書・本人 花押

商品番号 :D-006-084

現代 保存刀剣 白鞘

520,000円

刃長:25.8 cm 反り:なし 重ね:0.57 cm

体配
平造、三ツ棟、中心は生で孔は一つ、鑢目は切り。
地肌
小板目肌が細かく良くつみ総体に無地風となる。
刃文
匂出来で鎺元の焼始めは逆丁子封の五の目乱、それより上は五の目乱。焼幅広く、総体に刃部は微塵な小沸がつく。
鋩子
少し弯れて尖気味な小丸になり、かなり深く返る。
備考
重ねは薄めな造で身幅も細め、華奢で繊細な感じを与える短刀です。いわゆるお守り刀でしょうか。年紀を見れば大正・・・和服の胸元に収まった本刀が目に浮かぶようで、なんとなくロマンが漂います。そんな本作ですが、最初に気付くのは鎺元の刃文です。棟まで届くかの如く広く焼いた逆丁子風の五の目乱は印象的です。それが続くかと思えば、その先は嵐が治まった五の目に落ち着きます。意図的でしょうね。匂口も見処で、二重に透過したしたようなやさしさと透明感があり、それでいて刃縁はスーとキレがよく、刃縁の冴えとはこんな所作を言うのでしょう。元々地肌が明るいので陰影の差はあまり感じられず、それがまたやさしい刀姿に映るさまに、頷くしかないようです。総体的に、スマートすぎて印象が薄く感じられますが、見る程に引き込まれる魅力があり、最後には上品な美人に惹かれ虜にされる妖しさがあります。
一貫斎繁継は、明治時代に栗原彦三郎の日本刀伝習所の初期の師範を務め、その後、日本刀鍛法の復旧伝承にに力を入れ、塚本起正(繁継の女婿)や人間国宝となった宮入昭平等の師として知られる現代名工の一人です。

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