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小柄

小柄

韋駄天捷疾鬼図(無銘・古金工)

商品番号 :KZ-040

江戸前期 保存刀装具 桐箱入

75,000円

赤銅七子地 高彫(鑞付据紋) 金銀色絵

長さ:9.78 cm  幅:1.55 cm  高さ:0.70 cm
韋駄天捷疾鬼(いだてんしょうしつき)、逃げる捷疾鬼を疾風の如く追いかけて捕まえる様を描いた画題です。鬼が抱えているのは、故事ではお釈迦様の遺骨とされていますが、本作ではお供えの饅頭か果物のようで、滑稽な喜劇に思えてきます。(金工に失礼ですね。決して揶揄しているのではありません。愛好があると言いたいのですが・・・これでは火に油・・・鬼の顔なんか仮面ライダーのショッカーに似ています。もう江戸時代版戦隊モノの1シーンです。)
大変失礼しました。画題はさておき、色絵にはこだわっていて鬼の手足の爪には銀色絵がちゃんと施されています。この鬼はなかなかお洒落なようで、手首足首に金の輪を嵌めています。対する武者は金の武具でフル装備、これで韋駄天の速さで追いかけられたらひとたまりもありませんね。武者の後にたなびく雲は、速さを表現しているのかもしれません。ともあれ、こうした武勇の構図をこの時代の武士が好んだことは事実で、江戸前期、そして中期以降になると数多く作られています。本作は金板を鑞付した所作や肉置豊かな紋からすると江戸前期の上手作。特に七子は細かさといい均一性といい極めて上手です。地金もかなりの黒さ。残念なのは裏板に少し凹みがあることです。約300年も経っているのですから仕方のないことですが。ただ、鬼のユニークさだけは認めてください。

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