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INTELLIGENCE

♯ 日刀保の素顔・その1(日刀保初代会長はいずこに?・・・)

Copywritting by Nobuo Nakahara

戦後、日刀保が設立されて、数年前に財団法人から目出度く?公益財団法人になったが、この新制度に仲々なじめないというか、昔の良き?日刀保のクセが、今でも古い人達にはしみ込んだままである。これもしょうがない事ではあるが・・・。

 

さて、つい20年程前までの日刀保であまり知られていない事を話しておきたい。

以前、日刀保では全国大会などに合わせて、支部長会議なるものを開催したが、この目的は地方支部の実情や動向を本部が親しく聞いて、それを参考に運営していくという目的である。したがって、支部長会議では、百家争鳴よろしく自由な意見が交わされていると思っている人が多いが、逆であった。何故か。一人または二人の本部内の権力者に媚びる意見が殆んどで、反対にその一人か二人の権力者に向ってまともな意見・考え方に基づく批判や呈言を言ったら、後でとんでもない仕打が待っているから、昔の中共の全人代よろしく、毛沢東語録をかざして拍手拍手と同じである。つまり、支部長会議で、権力者二人に刃向かう事は大変な勇気を必要とする。

これでは経営の向上などは図れるはずもなく、全てが“ナアナア”で終わった結果、今の状態となっている。しかも、この支部長会議に権限は一切ないとすれば、何のための会議であったかとなる。しかし、それを半世紀以上延々とやってきたのであるからすごい。

 

昭和も終りに近づいた頃、ある地方支部長の代わりに、私の知人が代理出席したことがあって、その知人が私に「支部長会議では反論や異議・批判をする支部長は誰もいませんでした。むしろご機嫌取りに終始していました。確かに中原先生が以前から言っておられた実情がよくわかりました・・・」と述懐された。この知人が出席したのは昭和の終りに近い頃。それ以前はもっとそうした空気で一杯であった。

私は以前から言っていたのでありますが、支部長は地方で直に愛好家と接触していて、いわば最前線である。その支部長達の本音を十二分に聞いて日刀保運営の基にしなければいけないのであり、日刀保の理事会に直接意見の具申を出来る、または会長直接に意見具申が出来る存在にしなければ、大樹の根(地方支部)は枯れ、やがて大樹の枝・幹も枯れると言ってきた。

 

もっとも、その会長がどうも一番の厄介な存在であったから、致し方ない組織。それを証明するのが代々木に君臨した日刀保(平成29年秋より両国へ移転)。代々木の正面玄関にあるのは二代会長と今一人(副会長)だけ。初代さんはいずこに?・・・。後に続いた元官僚・政治家等、全て刀の全くわからないただの銭ゲバ人間であった。それならまだ二代目さんの方が良かった?
(文責・中原信夫 2015年6月)

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