日本刀の書籍案内 HOME
BOOK SELLING by ASAHITOKEN
必携の一冊をご紹介します

【著者略歴】中原信夫(Nobuo Nakahara)/ 刀剣学者・刀剣研究会講師

昭和26年
奈良県奈良市生まれ。
昭和49年
同志社大学文学部卒。村上孝介師に入門。
昭和53年
師の死去によって独立し、昭和54年2月から平成10年12月まで研究会機関誌『とうえん』(隔月刊)を発行。全国の刀剣研究会の講師として活動。
平成13年
『-室町期からの- 大分県の刀』を刊行。
平成17年
『詳説 刀の鑑賞(基本と実践)普及版』を刊行。
平成20年
『-室町期からの- 続 大分県の刀 銘鑑付』を刊行。
平成21年
『本阿弥家の人々』(福永酔剣著)を編集・出版。
平成22年
『刀の鑑賞』を講談社インターナショナル(現・アメリカ講談社)より英訳版を出版。
現況
全国の刀剣鑑定会・鑑賞会で講師として活躍する傍ら、多彩なメディア・媒体を通した執筆活動と講演活動によって、美術刀剣社会の健全化と発展に積極的に取り組んでいる。

刀の鑑賞規範

中原信夫著
B5阪・295頁/20,000円(税込、送料無料)

刀剣鑑賞の基本から、偽物、磨上、再刃に至るまで豊富な図版と写真で詳細に解説。
まさに刀の解体新書とも言える愛好家必携の一冊です。

『刀の鑑賞規範』は、刀剣研究家・中原信夫氏が刀の鑑賞方法の正しい基礎を詳しく解説した前著書『詳説 刀の鑑賞「基本と実践」普及版』を著してから約十数年、満を期して刊行に至った刀剣愛好家必携の教則本です。
前作で解説した刀剣の基本と本質を押さえつつ、より深くそして広範囲に、身に付けるべき項目と要点・視点が書かれています。さらに今回は、あまり触れられなかった偽物や再刃そして磨上といった所作やプロセス、現象、状態に到るまでを詳細に網羅しています。また、わかりやすく伝えるために写真、押型、そして図解を豊富に掲載して、視覚的に理解できるように構成されています。
刀を識る上で、これほどの内容を著した解説書は他に類例がなく、まさに「刀の解体新書」ともいえるものです。一般的に出回っている“刀や刀工を讃え褒め上げる”類の刀剣書籍ではありません。解説のコンセプトは、刀身の出来、不出来もさることながら、刀の状態の変化とそのプロセスを探り、現状の品質を見極めることにあります。それも論理的かつ物理的、事実と現実の整合性に基づいた解説であり、見た目やイメージ、思い込み、既成概念、通念といった視点を排除した極めてクールでスマートな内容です。現に中原氏は本書の中で、自分の師の系統である本阿弥光遜の解説さえ一部を否定しています。
本書は、その書かれた内容を自分の知識・ノウハウとして身につけてもらい、目の前にある刀の正体と本質を自分自身で見極めることができるようにと企画・意図された、まさに刀剣鑑定の起点となるバイブルです。そして刀に向き合い愛刀する上で読者の慧眼とクオリティを高める強力な味方になってくるでしょう。巷での根拠のない売り文句や謳い文句に惑わされず流されず、またそれを鵜呑みにすることなく自分で是否の判断を下せるようになるのが、本来あるべき愛刀家の姿であり、そうなるために本書を活用していただければ幸いで。
刀剣本来の本質と評価・基準、真偽までをも解説された内容は、少なくとも既成概念に凝り固まった人達や団体・刀剣商らには決して歓迎されないだろうと著者が語るほど、本書の持つ意義とインパクトは大きいでしょう。本書を読まれて、一層の正しい愛刀の道を拡げてくれる方が増えてくれる事を願う次第です。

-室町期からの- 大分県の刀

中原信夫著
B5阪・443頁/25,000円(税込、送料無料)

刀剣研究家・中原信夫氏が、長年にわたって収集した豊富な押形をもとに出版した豊後刀の真の価値を世に問う著作。
豊後、豊前それぞれの刀工銘の上の一字からも検索出来る使いやすい一冊。

大分県の刀の押形集です。「大分県の刀」というタイトルで豊後刀、その殆どが高田物といわれる刀の真の価値を世に問いたかったのが、本書の最大の目的でもある。(大分県の刀)より

-室町期からの- 続 大分県の刀 銘鑑付

中原信夫著
B5阪・250頁/18,000円(税込、送料無料)

「-室町期からの- 大分県の刀」の続編です。
銘鑑として刀工銘を順番に並べ、その間に新しい押型を差し入れ、検索しやすい構成内容になっています。

前回の「-室町期からの- 大分県の刀」に銘鑑を加え、新たな押型を加え充実した構成内容は、豊後刀、豊前刀の研究に大きく貢献すると共に、愛好家にとっては必須の一冊といえます。こうした視点からの郷土刀といった類いの刀剣に光を当て、各地の注目されず、埋もれている刀工とその作品を掘り起こし、再評価される機会となってほしいと思います。[あさひ刀剣店主]

本阿弥家の人々

福永酔剣著 中原信編集
B5阪・166頁/6,000円(税込、送料無料)

刀剣社会に凛として君臨する本阿弥家の業績。その極めの極意を連綿と継承し今に伝えてきた本阿弥家を知ることで、愛好家・研究家におおきな思慮を迫る一冊。系統図、花押も収載。

本阿弥家の功績はもちろん、その出自を探り、家系・系統を詳細に網羅して各代の実績を把握したうえで、目的や意図を時代の背景に沿って解説しています。また、各代の花押も収載されており、刀剣の極めにも役立つ内容が詰まっています。現在用いられている基準や策定されている刀工の作位といったことが、どのような道を辿って今に至るのかを推測・検証する上で、極めて重要な資料と言えます。[あさひ刀剣店主]

新説 刀鐔考

鶴飼富祐著
A4阪・280頁/20,000円(税込、送料無料)

曖昧な刀鐔の評価を正すて・・・まさに革命的とも言える公理「一図一枚」「一様一枚」「一銘一枚」をもって、刀鐔世界に変革をもたらす一冊です。刀鐔への視点、分析、評価は、隙のない公理で示され、目にする愛好家を納得させます。そして偏っていた刀鐔への考えを修正し、愛蔵しうる一点の探索と研究に必携のバイブルとなる本書です。

刀鐔の本歌、真偽、時代の極といった評価は、刀剣以上に混沌としているの現状です。愛好家は俗評に踊らされ、振り回されて、刀鐔の流通業界に不信が募る一方です。そこに革命的とも言える自説(公理)を投げかけたこの本は賞賛に値するでしょう。刀鐔の愛好家にとって、いや刀装具、そして刀剣業界全体にとって有用かつ今後の評価の指針となり、バイブルとなりうる本書に敬意を表します。[あさひ刀剣店主]

 

さて、現今鐔が好きという人は、何となく減りつつある様に思う。その上昔からそんな人は居たが、「肩書」を付けて売逃げしようと思う人が増えつつある様に思う。この世界は重要文化財・重要美術品でさえ危ないので、「重要」が危ない事論を俟たない。
本書に記したいくつかの鐔(三枚除き)は肩書きらしい物は付いていない。私にとっての郷土鐔「赤坂」も、「忠重二枚」(赤坂とは記してない)、特にこの忠重二枚等は何らかの重い肩書きが付くべきと思うが、出しても恐らくは付かないと思う。しかし名鐔である事変わりなくて、本文にもその事充分に主張するつもりである。この鐔論の骨子というべき「一図一枚」「一銘一枚」「一様一枚」については特に詳しく論ずるつもりである。[新説 刀鐔考・正真に拘わり、原点を探る より抜粋]

ページトップ