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太刀・刀 “うもれし”一振

武蔵国住加藤長左衛門真平作 昭和發五年八月日

商品番号 : B-004-040

現代 白鞘

売約済

刃長:69.5 cm 反り:1.6 cm 重ね:0.74 cm

体配
本造、庵棟、中心は生で孔は一つ、鑢目は化粧に勝手下がり。
地肌
柾心の小板目肌に杢目まじり良くつみ、白気移りあらわる。
刃文
直調子の小五の目に小足入る。
鋩子
表は小丸、裏は尖り気味に浅く返る。
備考
本作は末備前風の姿で、身幅が広く焼幅は尋常に鎬を高くあしらっています。程よい腰反りにしっかりした造ですが、なぜかスマートです。総体に匂出来で、シンプルな刃取りに柔らかな刃縁と匂口、刃に小沸が微塵に付いて姿全体が優しいイメージになっています。そこに白気移が働いて明るく温かな印象を与えているようです。古風ですが、でも新しい、そんな一振です。中心の化粧鑢も丁寧、為打ちならではの注文品で、銘も長銘に刻った自信作でしょう。
加藤長左衛門真平は、戦後の昭和期に活躍した東京の刀匠です。本名は加藤真平。父である兼国そして伯父の真国、さらには堀井胤明に学んでいます。

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