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笄

夕顔図(無銘・古金工)

商品番号 : KG-023

室町後期 保存刀装具 『古笄』(池田末松・三宅輝義著)所載品 桐箱入

470,000円

赤銅魚子地 高彫 金ウットリ色絵 蕨手金

長さ:21.3 cm  幅:1.31 cm  高さ:0.58 cm
地金の良さが際立つ本作は、金のウットリ色絵がよく映えます。ただ、御所車の金が目立ち過ぎて、デザインがまばらに思えます。とはいえ状態もよく、紋をつぶさに見ると夕顔の花が優雅に愛らしく彫られ、上品な画題を良く表現しています。素人ながら、長轅(牛車の前部の柄)を含め御所車全体を赤銅地のままで、夕顔の花だけを金にしたら洒落た絵になったのかなと頭の中で描いてしまいます。(身勝手な俄評論の類いです。許してください。) 本作は「古笄」で紹介されていますが、池田氏と三宅氏は画題を御所車図としています。そして論評では、夕顔を丁子や蔓草として捉え、遺棄された御所車としてノスタルジックな情景を想像したようです。鑑定書の画題は夕顔。どちらも哀愁をテーマとして感じていることに違いはなく、作者が意図した通りの効果を得ているようです。想像を膨らませれば、作者は源氏物語の夕顔を題材にしたのではないかと考えるのは飛躍のし過ぎ・・・その作者ですが、古笄では乗真と極め、方や鑑定書では古金工。確かに乗真と言われれば乗真(存在していればの話)、ではなぜ鑑定書では古金工と極めたのでしょう。当店には判別出来る基準も情報も持ち合わせていないので蚊帳の外(なにしろ当店は蚊のような存在ですのでご容赦ください)。あ、一つ勝手な憶測を・・・長さが定寸だったから、室町期の乗真ではありえない、なんて・・・失礼しました!

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