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太刀・刀

享禄二年二月日 薩州住清左

商品番号 : B-SD314

戦国時代(1529年) 薩摩(鹿児島県) 特別保存刀剣 白鞘入・拵付

1,760,000円

刃長:67.7cm・2尺2寸3分5厘 反:2.3cm弱・7分5厘 元幅:30.5mm 先幅:20.3mm 元重:6.7mm 先重:4.3mm 目釘穴:1

造込
本造で行の棟。鎬の高い利刀造。
体配
反深く先細り、中切先。
地肌
板目鍛杢状になり綾杉肌が交る。刃中と刃方は流れ、棟方も流れる気味が強い。焼元から棒状の移が立つ。
刃文
小沸出来で匂口締り心の糸直刃。二重刃が少し入り、匂口と刃縁にはムラがない。
鋩子
佩表は尖で佩裏は小丸。小鎬先の辺りまで返る。
中心
刃長に比べて中心が短くやや刃上りの栗尻。鑢は切、棟は小肉で尻に小肉を持つ。中心の仕立が丁寧で太刀銘に刻り、佩裏に年紀が入る。
享禄二年二月日 薩州住清左 拡大写真

戦国時代の薩摩刀工であり、備前長船清光に師事したという佐藤清左の刀です。細川幽斎の差料「八重畳」の作者としても知られます。
鎬の高い利刀姿は長舩清光に似ますが、本力は反が深く銘を太刀銘に刻っており元来は太刀として制作されたのかも知れません。刃文は糸直刃ですが匂口と刃線にムラが少なく、製作時の鍛練や焼入は相当入念に行われたと思われます。中心仕立もとても入念であり相当な方からの注文品だったのでしょうか。
激戦であった戦国時代の九州を生き抜いた、清左の貴重な太刀銘の刀です。

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