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脇指

脇指

筑前大掾藤直胤(花押)刻印(ヲシテル) 弘化四年二月日

商品番号 : C-SD383

江戸時代後期(1847年) 江戸(東京都)・難波(大阪府) 特別保存刀剣 白鞘入・拵付

1,155,000円

刃長:43.0cm・1尺4寸2分弱 反:1.3cm・4分2厘

元幅:25.5mm 先幅:16.5mm 元重:5.3mm 先重:4.0mm 目釘孔:1

造込
本造、立上りの残る行の棟。
体配
反深く先細りで中切先。
地肌
板目鍛え地景交り。移っ気がある。
刃文
小沸のよく付く匂出来で柔味があり、直仕立で外に働く丁子刃。角張った丁子刃がよく現れ、焼元はやや染み心で元から移が立つ。
鋩子
弯れて小丸の三作鋩子で浅めに返る。
中心
平肉が付き棟は肉。やや刃上りの栗尻で、平棟刃形全てに丁寧な化粧鑢がある。自由自在に流暢な銘と花押を刻り、「ヲシテル」の刻印がある。
筑前大掾藤直胤(花押)刻印(ヲシテル) 弘化四年二月日

幕末を代表する大名人である大慶直胤の稚児差と思われる脇差です。
「ヲシテル」は難波の枕詞であり、弘化三~四年に大坂で駐槌していた頃の作である事が分かります。作風は角張った丁子の多い直仕立の丁子刃で三作鋩子となっており、長光などの古い備前物を狙った写し物だと思われます。古風な雰囲気をそのまま写している作風はもちろんの事、銘は鏨を変幻自在に踊らせた見事な物です。大慶直胤の技術がぎっしり詰まった一振です。

拵

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