INTELLIGENCE
♯ 「100均」商品・その3
Copywritting by Nobuo Nakahara
「100均」ショップの事をもう1回書かせて頂く。
私の家の近くに「100均」があるが、前回、前々回に書いたように、もう何年もその「100均」では一切買い物はしないのだが、困ったことに便箋とか封筒、事務用シャープペンの芯などが、急に入り用になることがある。そういう時に困っていたが、近くの商店街の少々わかり難い所に、いつのまにか小さな文房具店ができていた。試しに少し買い物をして、使ってみたら「100均」より、はるかに良いのである。
それからは、その店に急いで必要なものは買いにいく事にしていたら、その店が移転していたのである。前の店舗はちょっと気づき難い場所であったから、商店街のメインストリート(アーケード)に移ってきていた。それも何と私が絶対利用しなくなった「100均」の隣にである。これは本当にどうした事か。恐らく、私と同じ様な思いをして、もう「100均」では文房具は買いたくないという人が、増えたからとも考えられる。もしそうなら「悪貨は良価を駆逐する」ではなく「良貨は悪貨を押しのける」であろう。
しかし、刀剣界ではダメ刀は駆逐されていないどころか、悪刀の方が持ち主が目まぐるしく変わり、その度に扱う業者に利潤を落している。この原因は何か、認定書であろう。
悪い刀ほど、悪戯をするのである。しかし、認定書がなければ、悪戯は殆んど出来ない。
(文責・中原信夫)