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INTELLIGENCE

♯ JALのマーク

Copywritting by Nobuo Nakahara

オリンピックといえば新国立競技場の問題である。あのデザインを見てください。中国の競技場と軌を一にした“ダサイ”デザインの典型です。これを本当に当事者、専門家が押したのなら、デザイン感覚が乏しい。

スカイツリーにしても同様。スカイツリーがそんなに秀れたデザインなら、かなり以前に“揶揄”された京都タワーの方がはるかにマッチングしたデザイン。この京都タワーも当時は東本願寺の“ローソク立”と“揶揄”されたものである。一年に何回も京都タワーを見るが、何となく良く見えてくる今日この頃である。

 

さて、同様にJALのマークであるが、いつの間にか元のマークに近いように戻している。というか戻してしまったと考えるしかない。

JALが倒産の危機にあると騒がれる少し前に、確か我々に馴染みのあるあの「鶴丸」と「JAL」のロゴマークを突然変更した。以前より秀れたものならまだしも「ダサイ」極まるもの。それを全機体、車両はじめ、会社で使う全てのものを変更したはず。その経費たるやおそらくかなりのものがあったはず。会社の経営状況がそんな時に、マークを変えて経営が上向くなら、経営者はバカでもロボットでもいい。どうせ親方日の丸、天下り役人の腰掛け社長業。今の体制になる前の旧体制の最後の社長達が、銀座の数寄屋橋ソニービルの前でキャンペーンをやっていたのを見たが、もうダメだと思ったのは私一人だけだろうか・・・。

 

「鶴丸紋様のマーク」と「JAL」の鋭角的で繊細で躍動感のあるあの2つのマーク。いいものは何百年と使う。悪いものはすぐに没。どうしてマークを新しくしたら経営が良くなるのか。多額のデザイン料はどこの誰が持っていったの。それを採用した人達の責任は・・・。

ただし、一つ?に思うのは鶴丸マークの後頭部が以前は丸かったし、「JAL」の文字(前回のダメなデザイン)を入れてあるように思うが・・・。この私の記憶が正しければ、まだ天下り、腰掛け根性が抜けきっていないと思われる。こんな時にこそ、昔と全く同じものを使うという御役人様本来の旧態然たる特性を十分に活かすべきではなかったのではないでしょうか。もっとも、変り身の早いのも特性の一つか?
(文責・中原信夫 平成二十七年七月)

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