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太刀・刀

備前国住長船甚六清光作之 天正六年八月吉日

商品番号 : B-SD315

戦国時代 備前(岡山) 特別保存刀剣 白鞘・拵付

3,190,000円

刃長:69.7cm 反:1.0cm 元幅:31.5mm 先幅:22mm 元重:7.8mm 先重:4.3mm 目釘孔:1

造込
本造、鎬高目で行の棟。指表には三鈷剣に梵字(不動明王)、裏には護摩箸の彫がある。
体配
反やや深めで先反付き、余り先細らず切先が延びて大切先に近い。
地肌
板目肌杢交り。肌目均一で地景が入る。焼元から移が立ち、鎬寄に移が掛かる。
刃文
小沸出来の直刃調。焼幅やや広めでやや沸づき、足・匂崩が多く現れる。
鋩子
本刃と同じく直刃調、表裏共に先は小丸で深い。表は喰違い、裏は先が掃掛け返は尋常。
中心
平肉がコロリと豊かに付き、やや勝手下の切鑢を刃方,棟方も同様にかける。角棟でやや刃上の栗尻。
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上杉謙信が死去したという天正6(1578)年、刀の最大生産国である「備前長舩(びぜんおさふね)」で製作された清光です。
五郎左衛門尉や孫右衛門などの俗名が知られる清光ですが、本刀は「甚六(じんろく)」という大変珍しい俗名です。但し、珍しさで評価を変える必要は一切ありません。均一な鍛と焼、豊かかつ丁寧に仕立られた中心、堂々と自信満々に刻られた銘振に触れれば、本刀がとても上出来かつ入念作である事が一目瞭然です。
天正備前入念作の典型とも言える本刀、歌仙拵を模した拵と是非ご愛好ください。

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