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刀
丹後守兼道
商品番号 : B-SD370
江戸時代前期~中期 摂津(大阪) 特別保存刀剣 白鞘入
2,453,000円
刃長:69.6cm・2尺3寸 反:1.5cm・5分 元幅:33.5mm 先幅:22.5mm 元重:7.0mm 先重:5.0mm強 目釘穴:2
- 造込
- 本造で鎬低く鎬幅はやや広目。やや高めの行の棟で立上りが残る。
- 体配
- 反やや浅めでやや先細り、切先が延びる。
- 地肌
- 地肌と刃肌共によく詰んだ小板目肌。鎬地の棟寄りは柾目が強い。
- 刃文
- 濤瀾風の大乱で匂口深く、焼幅が総体にとても広い。刃区から1寸程は大阪風に焼出し、2~3連一団の大五の目と広直刃調を繰り返す。
所々飛焼を交え、表裏の刃文の出入はピタリと揃う。匂口のムラはほぼ無く刃縁が冴える。 - 鋩子
- 直状、先は寄心でやや掃掛け小丸下で刃幅が広い。横手下まで深く返り、棟を区辺りまで湯走状に軽く焼く。
- 中心
- 平肉がしっかりと付き、研溜に化粧鑢が置かれる。尻は入山形で棟は小肉が付く。鎬筋を中心にやや大振りの銘を刻り、控目釘孔が開けられる。
大坂三品一派、丹後守兼道の刀です。
丁子乱を得意とした丹後守兼道ですが、本刀は越前守助広や越後守包貞に並ぶ見事な濤瀾刃を焼いています。ちなみに出自について意見の分かれる初代丹後守兼道ですが、店主は初代京丹波守吉道の門人であったと現状考えています。ぜひ兼道の名刀を観ながら語り合いましょう。