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太刀・刀

摂州住国光

商品番号 : B-SD375

江戸時代前期 摂津(大阪) 特別保存刀剣 白鞘入・拵付

693,000円

刃長:61.2cm・2尺2分弱 反:1.6cm・5分2厘 元幅:32.5mm 先幅:20.0mm 元重:7.3mm 先重:5.0mm 目釘穴:1

造込
本造、行の棟。棟の立上りがたっぷりと残る。
体配
反深く先細り、中切先延心。
地肌
小板目肌よく詰み所々板目が交る。刃肌よく詰み鎬地の棟寄りは流れた柾目となる。
刃文
焼幅やや広めの直刃調。匂口フックラとし小沸のよく付いた匂出来。足よく入り、匂崩状の所作が現れる。
鋩子
本刃同様直調で、先は小丸で深めに返る。フクラに比べ切先の刃幅がやや広い気味がある。
中心
急な刃上栗尻で棟に僅かに肉が付き、鑢は急な勝手下。刃長の割に中心が短めで平肉がシッカリと付く。
摂州住国光 拡大写真

大坂新刀の祖・初代河内守国助の息子である武蔵守国次の初期銘「国次」の刀です。
刃長2尺で反深く先細り中切先、中心は短めであり戦国時代に一般的であった片手打のスタイルです。フックラとした匂口に横の所作が入り、刃取からも戦国時代備前長舩物の写物であると推測されます。備前伝に一般的な乱刃ではありませんが、「過ぎない」という掟通りの非常に備前伝らしい刀であると言えるでしょう。新刀備前伝の名門である国助一門の国光らしい、日本刀のツボをしっかりと押さえた非常にバランスの良い一振です。華美でない落ち着いた拵も国光の落ち着いた雰囲気を引き立ててくれる事でしょう。

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