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脇差
筑前住源信國吉政
商品番号 : C-SD317
江戸時代中期 筑前(福岡) 特別保存刀剣 白鞘入・拵付
売約済
刃長:56.1㎝・1尺8寸5分 反:1.8㎝・5分9厘 元幅:33.0㎜ 先幅:23.0㎜ 元重:7.0㎜ 先重:5.3㎜ 目釘孔:1
- 造込
- 本造、行の棟、鎬幅がやや広い造込。
- 体配
- 反深く、余り先細らず中切先がやや延る
- 地肌
- 板目鍛、地景交り刃方はやや流れ肌。焼元から乱移が鮮明に表れ、煙込を伴いながら切先まで続く。
- 刃文
- 匂口締り心の不定形な丁子刃。刃中は足・匂崩がよく現れ、やや坂がかる気味がある。
- 鋩子
- 本刃同様乱込み、殊に深く一枚風で返は少し。
- 中心
- 平肉たっぷりと付き、切鑢を置く。棟は角で栗尻。
元禄(1688〜1704年) 頃の製作と思われる、黒田家が治めた筑前国の信国一派、吉政の大脇差です。
黒田長政が有縁の地名にちなみ福崎を福岡と改名した様に刀にも備前を求めたのでしょうか、本刀は丁子刃に見事な乱移を出した『まさに一文字』といった作風です。付属の鮫皮の肥後風拵も大変に凝った物であり、吉政と一緒に末長く大事にして頂きたい逸品です。