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脇差
兼町
商品番号 : C-SD340
戦国時代 美濃(岐阜) 保存刀剣 白鞘入
売約済
刃長:31.5cm・1尺3厘 反:0.4cm・1分3厘
元幅:29.6mm 先幅:24.0mm(切先から1寸) 元重:5.2mm 先重:4.0mm(切先から1寸) 目釘孔:2
- 造込
- 平造 行の棟。掻流の棒樋がある。
- 体配
- 反浅め身幅が広い。
- 地肌
- 板目肌・鍛目大きく均一。刃方やや流れて棟方は柾が強い。刃肌が詰み、棒状の移が出る。
- 刃文
- 匂出来、匂口の締まった五の目丁子。表裏がピタリと揃い、乱がやや尖り箱がかる気味あり。
- 鋩子
- 本刃のまま乱込み深く、先はやや寄って地蔵鋩子となる。返は深い。
- 中心
- 平肉付き、独特な檜垣鑢をかける。棟は角で浅い栗尻。
織田、豊臣、徳川という戦国の三英傑をはじめ、戦国武将達へ刀を供給し続けた美濃関刀工の一人、兼町の平造脇差です。
締った匂で尖刃、兼房乱、地蔵鋩子で深めの返、棟寄りの移に檜垣鑢等々、備前と並ぶ戦国時代の双璧である末関の特徴をよく表した刀です。少なくとも400年以上は経過していますが姿や焼幅・錆際上の重を見ればまだまだ健全であり、つい戦国時代に思いを馳せてしまう一振です。