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脇差
栄次
商品番号 : C-SD367
戦国時代 美濃・関(岐阜) 保存刀剣 白鞘入
売約済
刃長:35.4cm・1尺1寸6分 反:0.5cm・1分6厘
元幅:28.4mm 先幅:19.5mm(切先から1寸) 元重:4.5mm 先重:3.5mm(切先から1寸) 目釘孔:2
- 造込
- 平造、行の棟。
- 体配
- 先反付き。
- 地肌
- 板目鍛、棟・刃方はよく流れて刃肌がよく詰む。
- 刃文
- やや沸付いた匂口締り心の直刃調。二重刃、喰違刃がよく入り、表裏ほぼ同じ位置に現れる。
- 鋩子
- 本刃同様直調で深く、先やや寄り掃掛けてとても深く返る。
- 中心
- 平肉付き、鑢は深い勝手下。尻は入山形で棟は角。
戦国時代の激戦区に程近く、江戸時代の刀にも多大なる影響を与えた末関刀工の一人「栄次」の脇差です。
「栄」の銘振や匂口から製作年代は天正頃(1573〜1592)、著名な「兼常」の系統だと推測されます。製作から400年以上経つはですが、反が均一に付くことから、非常に健全であることが分かります。また、刃文の焼き方から何かの写物の可能性も考えられます。日本刀を語る上で欠かすことの出来ない関の刀工、銘のデザイン感覚も時代性をよく表しており「戦国時代が味わえる健全な刀が欲しい」という方にオススメの一振です。