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短刀
備州長船忠光 永〼(正)三年二月日
商品番号 : D-SD310
戦国時代 備前(岡山) 特別保存刀剣 白鞘入・拵付
1,210,000円
刃長:18.1cm・5寸9分7厘 反:内反
元幅:19.5mm 9.5mm(切先より7分下) 元重:7.0mm 先重:3.5mm(切先より7分下) 目釘孔:1
- 造込
- 平造、行の棟。
- 体配
- 物打辺りからやや内反となり、フクラは枯れ心。
- 地肌
- 大きめで均一な板目肌。指裏棟側は流れ心となり、刃肌は均一な板目肌となる。移気が少しある。
- 刃文
- 小沸出来で、柔味がありふっくらとした匂口の腰開きの乱刃。
- 鋩子
- 本刃同様に乱込み、棟区まで返が深く続く。
- 中心
- やや刃上りの栗尻で棟は角。しっかりと平肉が付く。目釘孔が大きくトメハネの効いた銘を表裏共に刻る。
鎌倉時代から戦国時代の末期まで日本刀の最大生産地であり続けた備前長舩の忠光の鎧通短刀です。直刃が主体とされる忠光ですが、本刀は戦国期備前らしい腰開きの乱を焼いています。通常と違う刃文であっても柔味のある安定した匂口であり、永正忠光の高い技量が見て取れます。棟区まで続く深い返は忠光の掟とされており、年紀まで流暢に刻られた銘字は数百年間全国に向けて作刀を続けた長舩ならではです。