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短刀
出雲守藤原氏貞
商品番号 : D-SD339
戦国時代 美濃(岐阜) 特別保存刀剣 白鞘入
539,000円
刃長:26.4cm・8寸7分 反:0.2cm・6厘
元幅:26.0mm 先幅:19.5㎜(切先から1寸) 元重:5.0mm 先重:3.5mm(切先から1寸) 目釘孔:1
- 造込
- 平造、行の棟。
- 体配
- 反の浅い姿。
- 地肌
- 板目肌に大板目が交り棟方までよく流れる。全体に移っ気がある。
- 刃文
- 沸出来、解気味の弯刃に五の目。表裏ピタリと揃い、箱風と五の目丁子が入る。
乱の中に匂崩れ状の焼が入り、足入は少ない。弯に縦の所作が入る。 - 鋩子
- 本刃と同様で、先はやや寄って強く返る。返は本刃に比べてやや締る。
- 中心
- 平肉付き、鑢は独特の筋違(すじかい)。尻は浅い栗尻、棟は角。
豊臣秀吉が伊勢国と交換してでも欲しがったという「一国氏貞」の逸話、その氏貞の短刀です。
氏貞銘はあれど「出雲守」まで刻った作は中々ありません。本刀は地肌板目鍛やや流れ棟よりに柾目、刃文は弯れに五の目が交り表裏揃ってやや沸付くという、戦国時代末期の関物の典型とも言える作風です。出来か実用性か見栄か意地か、秀吉がどうして欲しがったのかは今となっては分かりません。是非ご自分の眼で、一国とでも取り替えたい魅力を発見して下さい。