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短刀
鬼晋麿源正俊 文久三年二月日
商品番号 : D-SD357
幕末(1863年) 武蔵 特別保存刀剣 白鞘入・拵付
売約済
刃長:29.1㎝・9寸6分 反:0.4㎝・1分3厘 元幅:27.3㎜ 先幅:27.7㎜ 元重:8.7㎜ 先重:7.5㎜ 目釘孔:1
- 造込
- おそらく造風、棟をそいであり行の棟。
- 体配
- 反浅く、身幅先で広がり大切先。
- 地肌
- 板目鍛地景が交り、地景の底に詰んだ小板目が現れる。棟には流れた柾目が現れる。
- 刃文
- 沸出来で匂口やや深め、直仕立ての五の目丁子乱。乱の形に変化があり、二股の足が太く入る。
ややコズんだ締り心の刃が入り、足には細かい砂流が掛る。 - 鋩子
- 本刃のまま乱込み、よく沸付き先は小丸下で浅めに返る。返先は一文字状となる。
- 中心
- 平肉付き、独特の鑢で勝手下り。棟に小肉を置き、浅い栗尻。
山浦清麿と細川正義の門人と言われる、岩井鬼晋麿正俊(きしんまろまさとし)の短刀です。
上部で身幅が広くなり大切先の特殊な造込となっています。独特の中心仕立と二股足は細川正義に近く、刃取や刃中の働は清麿を感じさせます。とても手の込んだ合口拵が付き、山浦一門、細川一門をお探しの方にお勧めできる一振です。