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脇指

小脇差

波平清貞

商品番号 : C-SD311

江戸時代最初期  九州南部(薩摩・大隈・種子島) 特別保存刀剣 白鞘

売約済

刃長:37.9cm 反:0.5cm 元幅: 29mm 先幅: 19.7mm 元重: 6.3mm 先重: 4.3mm 目釘穴:2

造込
平造、行の棟。
体配
反浅く先反付き、身幅はあまり先細らない。
地肌
板目肌よく詰み、刃方は流れて柾がかる。
刃文
匂口締り心の丁子刃。焼元から物打辺りまでの焼幅は広めで上部は大人しくなる。匂崩、足がよく現れ、焼出移があり移っ気が強い。
鋩子
本刃に比べ大人しくなり、指表は小丸でやや寄り指裏は一文字風で深く返る。
中心
しっかりと肉が付けられた丁寧な仕立。栗尻で棟は角、 鑢は切で錆際に独特の筋違を置く。
波平清貞 波平清貞-拡大画像

世にも珍しい寸延短刀です。足、匂崩がよく働き移の現れた丁子刃というまさに備前伝という作風ですが、江戸時代備前伝の代表格である「石堂一派」ではなく鎌倉時代より薩摩に続く「波平一派」と思われる作です。姿形・匂口・鋩子・銘字などから新刀最初期の製作であると推測されます。
不明な事だらけの刀ですが、備前系の丁子をムラなく焼き堂々とした銘振りの見事な小脇差です。「珍しくて出来の良い刀を探している」という方におすすめの一振です。

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